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興研ヒストリー

防じんマスクの開発

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 珪肺(じん肺の一種)などの職業病が多数発生したといわれる1950年代、労働行政において職業病予防対策を開始したことを背景に、創業者である酒井義次郎が興研の前身興進会研究所を設立し、防じんマスクの開発を始めました。
 1952年には当社が研究開発した防じんマスクが国家検定に合格。1957年から労働省(現 厚生労働省)労働衛生研究所との共同研究に参加しました。そして、現在防じんマスクの主流をなす静電フィルター「ミクロンフィルター」の製品化に成功したのを契機に、1963年興研株式会社が設立されました。

防じんマスクの市場を創る

 当時は健康など顧みないで働く時代。マスクを使用したことがない作業者にとっては、マスクを顔につけること自体が負担となります。しかもじん肺は粉じんを吸ってから発病まで何年も、時には何十年もかかるという病気。今までマスクをつけずにいるのに特段の症状がない、病気になってもいない、そうした自覚症状のない作業者に「息苦しく」感じるマスクをつけさせることは容易ではありませんでした。
 しかし、マスクメーカーの使命として、全国の生産現場をまわり、時には先生のように現場の方々を叱りながら、いかに粉じんが恐ろしいか、なぜマスクが必要なのかを訴え続けました。また、法律の話、マスクの性能、選び方、メンテナンスの仕方を顧客に理解してもらえるよう地道な啓発活動を続け、いわばマスクを作るだけでなく市場をも創る活動を続けました。その活動が造船業界に認められ防じんマスクの普及が進んだことが、当社発展の礎となったのです。1975年当時、興研の売り上げの中で造船業の占める割合は3割にも及んでいました。
 以来、じん肺などの粉じん障害予防に寄与するため、高性能・高機能な防じんマスクを社会に提供してきました。
 その後も、防毒マスク、送気マスク、そして空気呼吸器と開発分野を拡大。更に防衛省用の防護マスク、消防用の空気呼吸器など社会の様々なリスクマネジメントの要求にも応え、労働安全衛生保護具業界においてトップクラスの業績を上げるに至っています。

クリーン、ヘルス、セーフティ

 1981年酒井眞一郎(現会長)が興研の社長に就任。社員全員がベクトルをあわせ、最大のパフォーマンスを発揮してもらえるようにと、『クリーン、ヘルス、セーフティの追求』という企業理念を定めました。これは、「私達は作業者の健康を守ることのお手伝いをするのが仕事で、マスクを売ることはその手段の一つに過ぎない。マスクを売るのが興研の目的ではない。クリーン、ヘルス、セーフティを追求するのが当社の目的である。」というものです。
 この理念のもと、これまで取得した特許・実用新案の数は360件、そこから生まれた興研ブランドの製品は約1,700種類にも及び、更に年間80ほどの新しいアイデアが発表され、次々と新しい製品が生まれています。

人事管理制度

 当社は、“研究を興す”=興研という社名が表すように人が真似できない技術開発をベースにしています。そのために何より大切な事は人材育成であり、一人ひとりが能力を発揮し生きがいを持って働ける組織作りを目指し、1995年新人事管理制度(トータル人事システム)を導入しました。
 人は多面的な能力を持っていて、管理能力はないが技術的資質に優れている人もいれば、全くその逆の人もいます。すべての社員が幸せになってもらうために、業務実績、専門能力、管理能力の3つの面で評価するシステムを構築しました。業務実績は日々の業務においてどのような業績を上げれば、その評価として何ポイント付与されるかを定めています。また、専門能力は職分(事務職、営業職、研究開発職、労務技術職)ごとに必要とされる知識を学び、研修の修了試験結果や公的資格の取得などを認定基準とする「マイスター制度」を運用しています。そして、管理能力は会社が何を求めているかというメッセージを具体的な表現で社員へ明示しています。毎年これらの評価結果が人事・給与に反映されます。2005年10月に制度名を『HOPES(ホープス)』と命名し、理念を周知しました。

次世代のマスク『ブレスリンクブロワー』

 「マスクは息苦しい」この問題を画期的な方法で解決したのが、2002年に発売した呼吸追随形ブロワーマスク「ブレスリンク-10」です。同シリーズは、従来の防じんマスクの常識を覆す次世代マスクとして期待され、既にトンネル工事作業をはじめ、溶接作業、石綿除去作業、歯科技工作業など、幅広い分野においてその需要が拡大しています。今後、海外市場も視野に入れた普及活動を進めていきます。
 ※ビジネスストーリー第2話参照

新事業分野への事業展開

 当社は、働く人々の安全や健康を守るための安全衛生保護具や職場環境を改善するプッシュプル型換気装置等の“セーフティ事業”を展開してまいりました。
 現在ではそれに加え、医療分野の感染リスクを低減するための「感染対策用マスク」や「全自動内視鏡洗浄消毒装置」等の“ヘルス事業”を推進しております。また、クリーンルームに代わる清浄空間を創り出し、省エネルギーにも寄与する「オープンクリーンシステム」や「ナノファイバーフィルタ」を開発し“クリーン事業”への取り組みも行っています。
 当社はこれからも、“クリーン、ヘルス、セーフティ”を供給する総合環境企業として、更なる発展を目指しています。

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