ニュースリリース

各  位

 

 

 

2002年  4 月 2 日

興  研  株  式  会  社
代表取締役社長 酒井 眞一
(登録銘柄コード番号7963)
問い合わせ先
広報・IR室長  菊池 一誠
電話 03−5276−1932

 

子供向けNBC緊急避難用マスクの製品化について

 

 昨年の米国同時多発テロに伴い、一般市民から数多くのテロ対応用マスクの要望が当社に寄せられました。当社では、昨年10月3日に、既に開発済みであった「NBC(核兵器・生物兵器・化学兵器)緊急避難用マスク(成人用)TH−1」と緊急時に全身を洗浄消毒できる「強酸性電解水シャワーシステム」のニュースリリースによる情報提供を行ない、10月26日より販売を開始しました。その後、NBC緊急避難用マスクには、頭部の皮膚や目を守るための透明フードを付加し、より安全性を高める改良を行なっております。

  今回は、リリース時に開発予定を発表済みの子供向けNBC緊急避難用マスクの製品化を行ないました。

  今後は、乳幼児、老人、そして病人用として呼吸をサポートする機構を設けたマスクを2002年9月を目標に開発してまいります。

[概要]
 
今回、ご紹介する子供向けNBC緊急避難用マスクTH−1HJは生物・化学兵器のテロなどに対して緊急避難的に呼吸の防護をする子供向け製品です。昨年発売した成人向けNBC緊急避難用マスクTH−1Hと同様の高性能の捕集効率と除毒能力を備えた国内で初めて子供向けに考えられた本格的なマスクです。

  成人向けと同様に、生物・化学兵器の種類によっては、完全に防護するものではありません。特に呼吸以外からの浸透も考えられる神経剤やびらん剤に対しては、完全には防護できず、ウイルスの種類によっては性能が低下する恐れがありますが、緊急避難用の呼吸の防護としては、かなりの高レベルで対応できます。さらに、顔にフィットする、避難の妨げにならない大きさおよび構造、装着が簡便等の子供向けとして必要な条件を兼ね備えています。

  テロ発生時だけでなく原子力施設事故や地震、火山噴火等の人災・天災時の 緊急避難用としても使用できる製品を追求いたしました。

[用途]
@テロにおいてNBC兵器が使用されたときの危険地域からの緊急避難。
A原子力施設テロや事故における施設周辺からの緊急避難。(放射性粉じん、ヨウ素、ヨウ化メチル吸入防止)
B地震での建物倒壊による粉じんや噴火による火山灰や火山性ガス(亜硫酸ガス)の吸入防止。

[特徴]
@子供の対象範囲は幼稚園年長(満5才)から小学生(満12才)までを標準としています。(顔の小さい成人使用可)
 ※社団法人人間生活工学研究センターの「日本人の人体計測データ」と当社の実測データにより対象範囲を設定
A顔に直接接するゴム面体には肌に優しいシリコーンゴムを採用しています。
Bマスク装着時に締め紐の長さを調整せずに装着できる頭紐を採用しています。
C成人向けNBC緊急避難用マスクTH−1Hと同じ透明のフードを装備しています。
D軟質ポリオレフィンフィルム(三層複合構造フィルム)をベースにしたフードはメガネを掛けている子供さんでも使用可能です。
E成人向けNBC緊急避難用マスクTH−1、TH−1Hと同じ吸収缶を装備しています。
Fマスクの性能を十分に生かすためのフィットを良くする装着訓練ができるようにチャック付きのアルミパックに収納しています。
G使用後焼却処分ができます。
H有効期限は製造年月より2年です。

[性能]
@防じん性能 DOP粒子捕集性能 99.99%以上(平均粒径0.3マイクロメートル、試験流量30g/min)
  呼吸模擬装置を用いた粒径別捕集性能 (1.5g×20回/min呼吸)

粒径(マイクロメートル)
0.1〜0.15
0.15〜0.2
0.2〜0.3
0.3〜0.5
0.5〜1
1〜2
捕集効率(%)
99.78
99.92
99.96
99.99
99.99以上
99.99以上

A防毒性能

項目
試験ガス名
試験濃度(ppm)
破過時間(min)
許容濃度(ppm)

化学

兵器
*1 クロルピクリン
1,000
48
0.1
青 酸 ガ ス
1,000
54
4.7
塩 素 ガ ス
1,000
21
1.0
*2
ヨウ化メチル
100
60
2.0

火山性

ガス
亜硫酸ガス
300
50
5.0
硫 化 水 素
1,000
130
10.0
塩 化 水 素
1,000
135
5.0

*1サリン等の神経剤の擬剤として使用
*2原子力施設事故で放出されるガス

※火災等で発生する一酸化炭素には効果はありません。

[価格]      1セット8,500円

[販売予定]
  テロおよび災害発生時に対処できる生産体制(月産1万個)は既に整えており、来月5月からの供給は可能ですが、現在のところ具体的な販売時期および数量などは定めておりません。
  今後、原子力施設のテロおよび事故対策用として、施設周辺の学校および自治体への営業を行なっていく予定です。

問い合わせ先  ライフセーフティーディビジョン マネージャー 田中文和 TEL03-5276-1917

注文受付方法  インターネットによる受付:楽天市場「マスク屋さん」http://www.rakuten.co.jp/koken/
            電話 ・ FAXによる受付:TEL03-5276-1917 FAX03-3261-0589

 

「参考」           NBC対応製品の状況について  

 昨年10月3日にニュースリリースいたしましたNBC対応製品の状況について、お知らせいたします。

  @NBC緊急避難用マスク

    (経過)   2001年10月 3日  ニュースリリース 予約受付
                 10月26日  NBC緊急避難用マスクTH−1発送
                 11月22日  改良型(フード付き)TH−1H発送

   (販売数量) 2002年3月31日現在  TH−1  6,752個
                            TH−1H 1,293個  合計 8,045個

TH−1                 TH−1H

   (販売状況)

2001年は、一般市民および企業向けの販売が中心でしたが、今年に入ってからは、官公庁・地方自治体からの引合いが続いています。

A強酸性電解水除菌シャワーシステム(リリース時の品名:温酸性水シャワーシステム)

   (経過)    2001年10月3日  ニュースリリース 予約受付

   (販売状況)

昨年より、全国の警察、消防、病院、地方自治体からの問い合わせが続いており、現在25の施設において採用が検討中です。既にその中の2施設において納入・設置されています。

 

採用検討中の施設
医療機関: 9施設
  消防関係:14施設(1施設に納入済み)
  研究機関: 2施設(1施設に納入済み)   合計25施設

                       

2001年10月3日のリリース資料はこちら。 NBC緊急避難用マスクおよび強酸性電解水シャワーシステム

 

印刷用PDF(257KB)

 

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