内視鏡室に3つのゆとり

開発コンセプトは内視鏡室に「検査」「作業」「スペース」の
3つのゆとりを与え、患者様に安心安全な検査を提供するための
内視鏡洗浄消毒装置を作ること。
鏡内侍IIGをぜひお試しください。

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検査にゆとり

2種類の電解水で洗浄消毒。
しかも自動ブラッシング機能付きです。

①自動ブラッシング

『鏡内侍ⅡG』は、従来の機械では消毒前に行うことが必要だったブラッシング洗浄工程を組み込んでいます。消化器内視鏡の吸引・生検チャンネルは体内の汚物、血液及び空気等を吸引する管路であり、生検を行う際も処置具の通路となります。したがって、汚染度合いも強いので専用のブラシによる物理洗浄(ブラッシング)が必要です。
『鏡内侍ⅡG』は、当社独自の技術力により開発された吸引・生検チャンネル内部を自動的にブラッシングするシステムを搭載し、理想とされる流水下でのチャンネル内ブラッシングの自動化を実現、「確実な洗浄消毒」とともに「現場での労力」を削減することが可能です。

●自動ブラッシング
●自動ブラッシング部位

②2種類の電解水による洗浄消毒で低コスト。
水を再使用しないワンショット方式

「強酸性電解水」は、血液や汚物等の有機物が多く存在すると、その影響を受けやすく、殺菌効果が十分に発揮できないとされていますが、『鏡内侍ⅡG』は洗浄効果のある「強アルカリ性電解水」と「自動ブラッシング機能」によりその弱点を克服し、多くの細菌・ウイルスに効果を発揮します。さらに、洗浄時に酵素系等の洗剤を使用しないため、従来の高価な薬剤で洗浄消毒する方法と比べて、非常に低コストでの洗浄消毒が可能となります。
また、電解水は生成直後のものを使用することが重要と言われていますが、『鏡内侍ⅡG』は使用後の電解水をその都度廃棄し、次の洗浄・消毒工程において繰り返し使用しないワンショット方式のため、衛生的で安定した洗浄消毒効果を発揮できます。また、電解水は通常の消毒剤に比べて低毒性のため、作業者の健康リスクを低減します。

写真はイメージ

③洗浄時間の大幅短縮を実現。
洗浄消毒時間がわずか6分(上部モードの場合)

ガイドラインどおりに手作業にて内視鏡の洗浄消毒を行うと、 洗浄に5分程度、消毒に10~15分、最後に消毒液を残留しない程度まで洗い流すため、全工程で30分以上はかかります。『鏡内侍ⅡG』では、上部消化管内視鏡を洗浄消毒するモード(上部モード)で約6分間、大腸用内視鏡を洗浄消毒するモード(下部モード)で約9分間です。検査間のわずかな時間でも、内視鏡の確実な洗浄と消毒が容易になりました。

作業にゆとり

だれでもカンタンに
洗浄消毒できます。

①電解水は手間がかからない自動生成

『鏡内侍ⅡG』は装置内に電解水生成装置が内蔵されており、電解水を自動で連続生成しますので手間がかかりません。従来品では手動で行う必要があった操作(呼び水操作や添加ポンプレベル操作)は、『鏡内侍ⅡG』では自動化されているため操作不要です。

②誰でも簡単に内視鏡をセットできるハンガー方式

従来品は内視鏡のセット方法にコツや慣れが必要な巻き方になっていましたが、『鏡内侍ⅡG』はラックに掛けるだけのハンガー方式を採用しています。 誰もがすぐにベテランと同じようにセットすることが可能で、内視鏡そのものにも余計な負荷をかけません。

把持部をのせる
コネクタ部をのせる
挿入部をはさむ

③パネル操作はわかりやすい対話式

操作パネルに表示される手順にしたがって進めば、洗浄消毒工程が誰でも簡単に開始できます。
また、内視鏡の機種を事前に登録する方式を採用。その内視鏡に適したブラッシングを自動で行うので、洗浄消毒効果が確実に得られます。

④忙しい時に役立つ「予約洗浄消毒機能」

朝一番の洗浄消毒などで電解水が必要水位になっていない状態でも、内視鏡をセットし「予約洗浄消毒機能」を使用すれば、各電解水が必要水位になると自動的に洗浄消毒工程を開始します。

スペースにゆとり

縦型フォルムだから省スペース

①設置スペースが従来品の半分以下※ ※面積比

従来品に比べ、設置スペースを約53%削減しました。今まで設置できなかったスペースにも設置の期待がグンと高まりました。また、限られたスペースを有効活用することができます。

②奥の壁にも左右の壁にもピッタリ設置可能

レイアウトを考慮した背面段差構造のため、電源コード・排水ホース・入水ホース・入水逃がしホースのスペースをしっかり確保。ピッタリ壁付け設置が可能です。シンクともきれいに並ぶため、作業導線が十分にとれます。また、左右の壁にもピッタリ設置が可能です。

③複数台並列設置が可能

操作系は前面のみで左右側面に操作系は一切ないため、複数台、並列に設置しても操作・洗浄消毒作業に支障をきたさず、スッキリと並列設置ができます。

写真はイメージ

使用上のご注意

※電解水(機能水)については、一般社団法人日本消化器内視鏡学会発行の「消化器内視鏡の洗浄・消毒標準化にむけたガイドライン(2018年)」および一般財団法人機能水研究振興財団発行の「機能水による消化器内視鏡洗浄・消毒の手引き第2版-追補(2020年)」等を参照の上、適正かつ慎重に使用してください。

※検査に使用した内視鏡は検査直後に内視鏡メーカーが推奨する用手洗浄(チャンネル内のブラッシングは除く)を行ったうえで、本装置で洗浄・消毒してください。

※本装置で洗浄・消毒を行う前に、使用する洗浄ブラシの外観チェック(キズや汚れの有無)を行い、先端がまっすぐになっていることを確認してください。キズや汚れがあったり、先端が曲がっているとエラーを引き起こす要因になります。

※本装置の自動ブラッシング機能を適切に作動させるために、洗浄ブラシは決められた使用回数で交換してください(50回毎に交換)。また、定期的にブラシシステムチェックで洗浄ブラシの動作確認をしてください。